慎んでご冥福をお祈りします

g-ani2006-06-29

訃報のお知らせ

 
平成18年 6月29日
株式会社 草津温泉フットボールクラブ

弊社代表取締役 大西忠生は6月29日午前5時18分
横浜市内の病院にて肺癌のため逝去致しました。(享年63歳)
葬儀は6月30日密葬にて親族のみで執り行いますので、
ご香料、弔花の儀はご辞退申し上げます。
弔電につきましては、クラブ(前橋事務所)にてお受け致します。
尚、お別れの会(仮称)を群馬県内にて開催予定でございますが、詳細につきましては後日お知らせ申し上げます。


株式会社 草津温泉フットボールクラブ コメント
「突然の訃報に接し、選手・フロント全員驚愕の思いです。
生前の大西社長のご功績を称えるとともに、心より哀悼の意を表します。
今後は大西社長の意思を継いでホームタウン活動の推進、チーム強化に努め、
皆様に愛されるクラブ作りを残された者全員で目指していきます。」


ザスパ草津 植木繁晴監督コメント
「突然の訃報に接し驚きと悲しみに堪えません。慎んでご冥福をお祈りします。
クラブ創設時から仲間として一緒にやってきました。
これからクラブが成長しないといけない過程の中でもっともっと力を発揮していただきたかった。
残った我々が大西社長の意思を継いで、クラブを成長させることが使命と考えています。」


ザスパ草津 選手会長 佐田聡太郎選手コメント
「突然の訃報にとても驚いています。昨シーズンの第1・2クールでは試合に全然出ることができず、
チャレンジャーズチームへの降格の第一候補になっていたときに、
大西社長からは「お前を信じている」と声をかけてもらい、そういってもらえたすぐの鳥栖戦でチャンスをもらい、
ゴールを決めることができました。自分にとって大きなターニングポイントになった励ましでした。
大西社長が闘病していることは選手全員が知っていたので、
自分たちが勝ち星をあげていくことで喜んでもらえるようにと思っていました。
大西社長が築いた土台を選手もスタッフもみんなで引き継いで、みんなでもっとより良いチームにしていき、
天国の大西社長に喜んでもらえるようにがんばりたいと思います。」



大西さん・・・今まで本当にありがとうございました。・゚・(ノД`)・゚・。
大西さんは試合後にサポと話をしたり、握手をしてくれたりと、とても気さくで優しい方でした。
J初年度でなかなか勝てない苦しい中で初勝利を上げた時、貴方は出待ちのサポみんなと握手してくれましたね。
漏れは貴方の笑顔が大好きでした。サポと喜びを分かち合うあのお姿が見られなくなるのが至極残念です。


肺がんのせいで声が擦れてまともに喋れなくなっても、スタッフに激を飛ばして運営に携わっていたあのお姿。
去年のホーム最終節終了後、擦れる声でも全力でシーズン総括を述べてくれたあのお姿。
関係者席で試合を眺めるのではなく、メインスタンドに出てきてサポと直接触れ合ってくれたあのお姿。
絶対に忘れることは出来ません。貴方がいたから漏れの中をザスパが占める割合はどんどん高くなったんです。


この群馬にプロスポーツを根付かせてくれた貴方に最大の感謝を示します。
今まで何のゆかりもなかったこの群馬に、貴方はやってきてくれた。
自分の体が病魔に冒されていることを公表しつつ、それでもザスパのことを支援し続けてくれた。
文字通り貴方は自分の命を、このザスパ草津というチームに賭けてくださった。
「実は抗がん剤はもう飲んでいないんだよ。」と貴方は記者に語りました。
抗がん剤の副作用で体調を崩して現場での運営に関われなくなるのを嫌って、
自分の命を削っても運営の最前線に立ち続けてくれましたね。
本当に言葉で言い尽くせないほど感謝しています。
数々の不祥事を出してしまった後も、貴方は気丈にもスポンサー各位にお詫び行脚を行い、
再建計画を練るためのスタッフも揃えてくださいました。
漏れらサポが知らない場所で、病と闘う体に更なる数々の気苦労をかけてしまったと思います。
漏れらサポはこれから貴方に対する感謝を行動で示していこうと思います。
「雷と空っ風義理人情」と上毛カルタにうたわれる通り、群馬県民は受けた恩義は必ず返す県民性です。
きっと貴方に受けた恩義をこれから全力を持って返していけると思います。絶対に。


感情が高ぶっていてうまく文章に出来ません・・・それほどショックです。残念でなりません。
漏れらサポにできることは、何があってもザスパを見捨てないこと。支え続けること。
そして選手は、胸を張って前に進み、勝利を信じて走撃サッカーを続けること。
せっかく群馬に根付いたプロスポーツの明りを消してはならないんです。絶対にね。

乱筆乱文失礼をば。
このブログを持って、大西さんに哀悼の意を示します。
今まで本当にありがとうございました。慎んでご冥福をお祈り申し上げます。